僕の踵はなかなか減らない

未来の働き方を考える日記です。twitter ID:@shoteeta

採用基準

本日の書評は「採用基準」-伊賀泰代著です。

 

採用基準

採用基準

 

 伊賀泰代さんは一橋大学を出た後に証券会社で働き、その後アメリカカリフォルニア大学でMBAを取得した後にマッキンゼーで12年採用マネジャーを12年務めたという方です。

大筋としてはマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社するために必要な能力についての解説及び、同社で入社後に求められるスキル等の解説がされておりますが、兎にも角にも秀逸なのが、「リーダーシップ論」に関する深い洞察や知見の数々です。

また、安易に「リーダーシップとは」のようなタイトルにしていないところが、よいと思います。ずるいと思います笑。マッキンゼーで求められるのはリーダーシップだ、という前提のもとに、伊賀さんは本当に言いたいこと="リーダーシップに関する定義や必要性"を訴えかけてくるので、凄く引き込まれますし、考えされられます。

会社にいると、本当にリーダーシップを持った人間が少ない事に驚きます。

この本を読んで本当に良かったと思えることは、周りにいないのであれば自分がやろう、成果にこだわる、先頭を走れるようなリーダーに僕はなろう、と思えるようになったきっかけを与えてくれたことです。

あなたの会社が90日で儲かる! 神田昌典

本日の感想文はあなたの会社90日で儲かる! -神田昌典著です。

 

あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ

あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ

 

 神田さんがこの本の中で終始主張されていることは、「人を動かすには感情が大事だよ」ということに尽きるかと思います。

 

われらがWikipedia先生は、「感情」とはこのようなものだとおっしゃっています。

 

感情 - Wikipedia

感情(かんじょう)とは、ヒトなどの動物がものごとやヒトなどに対して抱く気持ちのこと。喜び悲しみ怒り諦め驚き嫌悪恐怖などがある(感情の一覧)。

 

人は自分で思った以上にずっと感情で物事を判断しています。これは別にこの本でなくても書いてあります。

今話題のアドラーの本とかを読めば、感情がいかに人生を左右しているか嫌というほど書かれています。ただ、分厚いのでそれから最初に読むと、挫折し読む気をなくしてしまうこと請け合いです。

 

いざ仕事になると自分が感情で判断していることをコロッと忘れて、手あたり次第に手を打ってしまう、それは賢いやりかたではないよと神田さんは仰っております。

 

もう20年近く前の本ですが、神田さんのノッている感じも伝わってきてとても良いです笑。

 

あまり関係ないですが、webで面白い感情知能テストをみつけてやってみまして、これがなかなか正確に自分を表しているのでドキッとしました。もし自分を振り返っちゃったりするくらい暇であれば、是非やってみてください。

 

IQ Elite

 

※2009年にMensaのメンバーによって創設されたassociationによって作られた感情知能テストだそうです。

 

マネーボール

本日の感想文はマネーボール マイケルルイス著です

 

 私はあまり野球に興味があるわけではないのですが、この本はすごく面白くてぐいぐい引き込まれていきます。

ブラッドピット主演で映画化もされており、そちらもおすすめですが、映画はどうしても主役のビリー・ビーン(ブラッド・ピット)を前面に出す必要がありますので、野球論としての主張を考える上では書籍を読んだほうがよいと思います。何しろ、主役が数十ページにわたり登場しないで、説明を行う章があるくらいです。

オークランド・アスレチックは、例えばヤンキースに比べて選手の合計年俸が半分にも満たない、なのに勝ち数はほとんど変わらないどころか他の球団を抑えてプレーオフ
する様は、きわめて費用対効果のよい投資だと言えます。この本は、野球を27個のアウトを取るゲームだと捉え、それぞれの選手が独自の評価方式で判定され、どの程度ゲームに影響を与える能力を持つのか、また、それぞれのプレーがどの程度ゲームを左右するのかを科学的に捉え、データをもとにゲームを構築したり、選手を獲得したりしていく様を描いています。試合結果はチーム作りによって全て確立論的にわかるということを立証しておりますし、またプレーオフ進出を目標として、PDCAサイクルを回していく過程は、ビジネスマン必見だと思います。
ただ、そのPDCAは選手を駒として扱う非常に打算的な要素を多分に含む為、拒否反応を起こす方もいらっしゃるかと思いますが、、、笑


根拠となるデータから判断すればあたり前のことが、既存の習慣や先入観、主観等で遮られ、正しい判断が出来ない。だからこそ資金繰りに苦しいチームが、金満チームに勝利することが出来るという主張は非常に痛快ですが、同時に、その新しい手法が世間で認められない、認められたいというビリー・ビーンの人間らしい背反的な心境も同時に描くことで、単なるゴリアテ的ストーリーとは一線を画す内容になっています。

…あまり本著の内容とは関係のない部分ですが、自分が中学生だったころ、そこの学校の野球部は、端から見ていてそれはそれはつらそうな練習をやっていました。まるで戦前の軍隊だとでも言わんばかりに野球に関係なさそうな(昔で言えばうさぎ跳びのような)練習や、失敗した際の監督からのすさまじい罵倒や人格否定のような発言すら平然と行われていました。(一年間で休みが10日もないような凄まじい練習をしていたにも関わらず、最後の大会は1回戦で負けてました)

考えるに、外からの意見ですが、野球というスポーツはアマプロかかわらず排他的な一面があるのでしょう。マネーボールが発表されたのは2002年ですので、もう15年くらい
立っています。著者が投じた一石が今現在どのようなものになっているかはわかりませんが、理性的で良い影響が日本にも到達しているとうれしいですね。

最後は若干投げやりになりましたが笑、今回の感想は以上としたいと思います。

非常識な成功方法-神田昌典著

本日の感想文は「非常識な成功方法」神田昌典著です。

 

非常識な成功法則【新装版】

非常識な成功法則【新装版】

 

 

これですね、、なかなかに参考になる本でございます。流石神田さん。このころの神田さんは、今よりずっと粗削りな感じが文書に現れています。

「親指を書くなら、親指を書くのではなく、親指の周りの空間を書きなさい」という引用にははっとさせられます。

著者の本は、その他多くの本と同様、はっきりとして根拠が書いてあるわけではありません。これは別に根拠を科学的に正しく論じることで事象を明らかにしたいわけではなく、著者の頭で考えていることを広く皆に伝えるために敢えて平易な文章で、読みやすくしているものだと考えます。

確かに、私たちは物事を考える際、そのもの自体の存在に意識を集中しがちで、周りとの関係性を注視することを怠っているような気がします。

また、フォトリーディングの件などでは、右脳を使った知識吸収方法を紹介しているが、以前読んだ「ハイコンセプト」というダニエルピンクの本にも右脳に関して同様のことを科学的に説明している箇所が多分にあったのを思い出しました。

 

一番参考になる部分は、、、やりたくないことを挙げるという部分ですね。

と、いうわけで、自分がやりたくないことを100個以上だしてみて、そこに向かわないような努力をしたいと思います。

 

この本を持っているだけで、成功しちゃうなんて、、、そんな馬鹿なことはないとタカをくくって現状に苦しむより、神田さんに騙されたと思って実行してみようじゃないですか。

夜と霧 -ヴィクトール・E・フランクル著

本日の感想文は[夜と霧] -ヴィクトール・E・フランクル著です。

 

夜と霧 新版

夜と霧 新版

 

 

この本は、、凄いです。自己意識というものを強烈に揺さぶられます。

著者のヴィクトー・エミール・フランクルオーストリア精神科医、心理学者でアウシュビッツやその他強制収容所を経験した中で本著を出版したという方です。

オーストリアのドイツ統合において、彼がユダヤ人だというだけで強制収容所に収監された経験が語られるのですが、とにかくこの本の中では生きることに対する苦悩を心理学的に客観し、自分や自分の周りの被収容者の心理の変化を各収容施設での状況に応じて刻々と変化する様をまざまざと描写しています。

「体験記」というと、どうしても主体性が出てしまうため、著者は最後までこの本の出版を自分につけられた「管理番号」で表すべきか、悩んだといいます。

本の中で繰り返されるのは、生きる意味を問う、ということ。

人間の尊厳が奪われ、生さえもはく奪された肉体的にも精神的にもがんじがらめの状態で、自分が死ぬことを含めて生きる意味を自分に問うことが人間にはできるのだという作者の主張は、平和に生きる私たちに強く語り掛けてきます。

ニーチェを引用している部分があり、「なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える」という言葉は、とかく意味や意義を忘れがちな現代人にとって、金言であると思う。勿論、自分にとっても。。。

 

本を読む人だけが手にするもの

本日の感想文は「本を読む人だけが手にするもの」藤原和博著 です。

 

本を読む人だけが手にするもの

本を読む人だけが手にするもの

 

 パチンコをする人/しない人、ゲームをする人/しない人、本を読む人/読まない人と

分けた際、パチンコをせず、ゲームをせず、本を読む人はそれだけで1/8の人材になれますよ、と著者は言います。

著者の藤原和博さんは、元リクルート社出身で民間初の民間人校長として東京の中学校に赴任したことで有名な方です。

 

上記の1/8の人材は物事を分かりやすくする例ですが、実際に都内の電車で見ているとどうでしょうか。

スマホ…約6割

おしゃべり、音楽等…約2割

なにもしていないor睡眠…約1-1.5割

読書や新聞…0.5-1割

体感でざっくりこんな感じです。日によってないしは時間帯でも多少前後すると思いますが、都内に勤務されて電車をご利用いただく方はだいたい上記割合なのではないかと思われるのではないでしょうか。

つまり、都内に勤務し、かつ電車を利用している方というグループで区切ったとしても、本を読むことで10人に一人くらいの人材になれるということでしょう。

別に根拠を論じて証明したいということではなくて、読書は大事だよっていう笑

 

藤原さんの主張としては至極当然なもので、本を読んでいる人にとっては「うん、そうだよね」という内容かと思いますが、あまり読書が習慣になっていない人にとっては、是非読んだほうがいい本だと思います。

また、乱読(とにかく色々なジャンルを沢山読むこと)を推奨しておりますが、僕は大事なことは沢山本を読む中で、これだと思ったものは何度も繰り返し読むことも重要なことだと思っています。実際、一回読んだ内容は時間がたつとかなり忘れてしまいますしね。

僕がとりあえず30歳までに300冊と目標を置いたのも、この本に影響された部分があります。

英語の諺にYou are what you eat という言葉があります。あなたはあなたが食べた物で出来ている、だから食べ物に気を使いなさいという意味です。イギリスのテレビ番組の名前にもなっていたようですね。

最近は健康食品とか、ダイエット食品とかありとあらゆるスーパーやコンビニ等で売られているのを見ると、"健康に良い食べ物"というジャンルが完全に市民権を得たと思っています。周りでも気にしている人は多くいらっしゃいます。

ただ、体に入れる物にはそんなに気を遣っているのに、頭に入れるものについてはどうでしょう?気にしている人は果たしてどれだけいるのでしょう?

 

この本もそうですか、僕は本を良く読む人はYou are what you read という事を感覚的に理解している人なのではないかと思います。

あなたが読んだものがあなたを創る、と藤原さんも言っているのではないでしょうか。

 

脳に悪い7つの習慣

本日の感想文は、脳に悪い7つの習慣林成之 著です。

 

脳に悪い7つの習慣

脳に悪い7つの習慣

 

 

この本ですね、、ほんっとうに良い内容でした!是非読書会でも紹介したい本です。

著者は脳神経外科医での権威で脳低温療法の開発者という側面や、北京オリンピックの競泳日本代表チームに帯同し、脳科学的に選手がどのような行動をすべきかアドバイスを行ったことでも有名です。

 

脳に悪い7つの習慣と題しておりますが、それぞれの悪い習慣がなぜ脳に良くないのかを明らかにし、良い習慣も併せて紹介いただいてます。

人間を人間足らしめているのはまさに脳であり、その脳の自然な働きに従わないことがどのようなマイナスをもたらすのか、そこらじゅうに溢れるハウツー本とは一線を画す内容となっております。

特にビジネス書を読む方にとって、この本が根底にあるかないかで大きく知識の受け入れ方が異なってくると思いますので、いろんな方にお勧めしたい本でございます。

 

僕自身、本を300冊読むと決めてから目的が手段になっている部分が少なからずありました。

目的はより多くの良い本の中身を吸収し、自分の思考の一部とすることにありますので、まずはこの本にも書かれいているように、いいと思った本を何度も読み返し、その内容をあたかも自分が考えたと思えるくらい自然に出てくるようになるまで継続したいと思います。

まずは、この本からですかね笑